トレーニングで気をつける基本ポイント
「運動を始めたいけど、何から気をつければいいの?」
そんな疑問をお持ちの初心者の方に向けて、トレーニングで押さえておきたいポイントをまとめました。正しいフォームや負荷設定、休息の取り方などを理解すれば、ケガのリスクを減らしながらしっかり効果を得られます。ぜひ参考にして、トレーニングを続ける楽しさを実感しましょう!
フォームを最優先に
・フォームが大切な理由
ケガ防止だけでなく、狙った部位(筋肉)にしっかり刺激を与えるため。
フォームが崩れると、目的と違う部位を鍛えてしまうことも。背中を鍛えるはずが腕ばかり疲れる…などのミスマッチが起こりやすいです。
・フォームを確認するコツ
スマホで自分を撮影し、姿勢や動きを客観的にチェック。
インストラクターやプロの動画と見比べると、どこが違うかが分かりやすい。
鏡の前でゆっくり動作し、肩や腰の傾きを確認するのも有効。
・どの部位を狙っているか意識して動かす
例えばスクワットなら「太もも・お尻」、プランクなら「腹筋・体幹」を意識。
「この筋肉を使ってるな」とイメージしながら動くと、フォームが安定しやすい。
・よくある間違い
回数をこなそうと無理をしてフォームが崩れる。
初めは軽めの負荷で、体の使い方に慣れることを優先しましょう。
重さ・回数の設定
・基本は10~12回×2~3セット
1セット目で「10~12回」限界を迎える重さを目安にすると、初心者でも筋力アップが期待できる。
フォームを崩さず、最後の数回がギリギリになる負荷を選ぶと◎。
・回数×セットの考え方(RMを知ろう)
RM(Repetition Maximum)とは「何回持ち上げられる重さか」を表す指標。
10RMなら「10回ギリギリ持ち上げられる重さ」、1RMなら「1回が限界の重さ」を示す。
上級者はRMを活用して、目的(筋肥大・筋力強化など)に合わせた細かな負荷設定が可能。
・徐々に負荷を上げる
慣れてきたら、少しずつ重量を上げたり、セット数を増やす。
急激な負荷アップはケガにつながるので注意。
・回数=成果ではない
正しく動かせている回数こそが重要。
フォームがキープできなくなったら、その日はそこで切り上げてもOK。
休息(レスト)を意識しよう
・筋肉は休んでいる時に成長
筋トレ翌日に同じ部位を追い込むのはNG。
48~72時間ほど空けると効率よく回復・成長します。
・セット間のレスト(休息)も重要
セットとセットの間、30~90秒ほど休むのが一般的。
短すぎると回復が追いつかず、パフォーマンスが落ちる。逆に長すぎると筋肉の緊張感が途切れてしまう。
自分の目的や体力に合わせ、呼吸が整う程度を目安に。
・オーバートレーニングを防ぐ
「毎日やらないとダメ」と思いがちですが、休みを入れることで疲労が抜け、次のトレーニングで集中力もアップ。
筋肉痛が強い日は、別の部位や軽めの有酸素運動に変えても良い。
ケガ予防のウォームアップ&クールダウン
・ウォームアップ
軽いストレッチ、関節の回旋運動で可動域を広げる。
体操や軽い有酸素(ジョグ・ジャンプなど)で体を温めると、筋肉や関節が動きやすくケガも減る。
・クールダウン
トレーニング後は5~10分ほどのストレッチや軽い歩行で、筋肉の緊張を徐々に解く。
心拍数や体温を下げつつ、疲労回復をスムーズに。
・よくある間違い
「準備運動は面倒」「終わったらシャワーで終わり」。
ウォームアップ不足は筋肉の損傷や関節痛につながるので要注意。
ハードルを下げて継続しやすく
・週1~2回から始める
毎日やる必要はなし。週1~2回でも、しっかり継続すれば効果は出る。
余裕が出てきたら回数や頻度を増やせばOK。
・短時間から始める
1日たった10分でも、コツコツ積み重ねれば筋肉や体力は向上。
慣れてきたら少しずつ時間を増やしていけば◎。
・楽しみをプラス
好きな音楽や動画を見ながらトレーニングするとモチベーションを保ちやすい。
道具やウェアなど、好きなグッズを揃えて気分を上げるのも手。
・記録して成長を実感
回数・セット・重さなどをメモし、前回より少し成長した点にフォーカス。
体の変化だけでなく、“今日はスクワット1回多くできた!”などの小さな達成感が大事。
まとめ(ポイント整理)
・フォームを重視
狙った筋肉を的確に刺激&ケガ防止。動画や鏡でチェックしよう。
・重さ・回数は無理なく、RMを活用
10~12回×2~3セットが基本。上級者はRMで負荷を細かく設定。
・休息とセット間のレスト
同部位は48~72時間空ける。セット間は30~90秒休んでパフォーマンスを保つ。
・ウォームアップ&クールダウンでケガ防止
体を温めてから動き、終わった後はゆっくりクールダウン。
・週1~2回・短時間スタートで無理なく続ける
記録しながら成長を実感し、楽しさをプラスしてモチベーションアップ。
ひとことアドバイス(次のステップの案内)
・正しいフォームを動画で学ぶ
自宅学習ならではのメリットを活かし、プロの動きと自分の動きを見比べよう。
・小さな成功体験を積み重ねる
「先週より1回多くできた」「負荷が少し上げられた」など、前進を喜ぶことが継続の秘訣。
・焦らず、長期的に見ていく
体はすぐに変わらなくても、数週間後・数か月後には必ず成果が見えてきます。まずは週1~2回からスタートしてみましょう。
初心者がしっかり押さえるべきポイントを実践し、ケガなく効率よくトレーニングを楽しんでくださいね!