健康寿命とは?平均寿命との“8〜11年の差”が生まれる理由と、40代から間に合う対策

日本人には、健康寿命と平均寿命の間に、男性8年・女性11年もの差があります。
これは単なる数字ではなく、実際には“不自由や不調が続く期間”を意味しています。

  • 思うように動けない

  • 痛みや不具合が増える

  • 旅行や趣味が楽しめない

  • 仕事が続けられない

  • 医療費が増える

  • 介護リスクが高まる

しかし、この“8〜11年の不健康期間”は40〜60代の行動で大きく短縮できます。

この記事では、健康寿命とは何か、なぜ平均寿命と差が生まれるのか、そしてどのように対策すればよいのかを分かりやすく解説します。

健康寿命とは?平均寿命との違い

まず、健康寿命とは「日常生活を自立して送れる期間」を指します。

一方、平均寿命とは「生まれてから亡くなるまでの寿命」のことです。

これらの差は、

  • 男性:約8年

  • 女性:約11年

となっており、
この期間を一般に“不健康で動けない期間”と呼びます。

つまり、
70代後半から何かしらの不具合を抱え、生活が制限される人が多い
ということです。

では、なぜこれほど大きな差が生まれてしまうのでしょうか。

健康寿命と平均寿命の差はなぜ生まれるのか

健康寿命が短くなる主な原因は次の5つです。

  1. 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血)

  2. 心疾患(心筋梗塞・心不全)

  3. 転倒・骨折による寝たきり

  4. 関節疾患(膝・股関節の痛み)

  5. 認知症

これらは一見“突然起こる”ように見えますが、実際にはその前段階に体力の低下 → 不活動 → 生活習慣の悪化
というプロセスが静かに進行しています。

つまり、健康寿命を短縮しているのは 「積み重ねの体力低下」 です。

健康寿命を奪う“原因の原因”は3つ

① 筋肉量の低下(サルコペニア)

筋肉は40〜50代から自然に減り、60代以降は加速して落ちていきます。
筋肉が落ちると、

・歩くスピードが遅くなる

・転倒しやすくなる

・姿勢が崩れる

・血糖処理の能力が落ちる(糖尿病リスク)

・心血管リスクの上昇

といった問題を引き起こします。

② 不活動(活動量の低下)

動かない生活が続くと、

・代謝低下

・体重増加

・血糖コントロール悪化

・脳血流の低下

・気力低下

が起こり、病気のリスクが高まります。

③ 食事・睡眠・生活習慣の乱れ

偏った食事、睡眠不足、ストレス過多は、
体力・免疫・ホルモンのバランスに悪影響を及ぼします。

これら3つは相互作用し、
70代からの“動けない期間”を長期化させる原因となります。

健康寿命は「40〜60代の行動」で大きく変わる

健康寿命を短縮している原因は、ほとんどが生活習慣と体力に関連するものです。

つまり、健康寿命は“自分で伸ばせる未来” です。

特に効果が大きい年代は以下のとおりです。

・40代:筋力・体力を維持しやすいゴールデン期

・50代:低下スピードが早まるため、対策効果が大きい

・60代:維持と回復を両立しやすい時期

70代からでも改善は可能ですが、“間に合わせる”という観点では40〜60代が圧倒的に有利です。

健康寿命は、単なる「健康の問題」ではありません。
実際には 労働寿命=稼げる期間 に大きく影響し、ひいては 老後の資金不安そのものを左右する要因 になります。

健康寿命が短くなると、

・60代以降に働くことが難しくなる

・収入が早期に下がる

・仕事の選択肢が減る

・医療費・介護費が増える

といった現実的な問題が発生します。

一方で、健康寿命が長い人は

・65〜75歳の10年間、働く・収入を維持できる

・経験を活かした仕事を続けられる

・医療・介護コストが少なく、資金の減りが遅い

・心身が安定しているため活動量も高い

という特徴があります。

特に 65〜75歳の10年間働けるかどうか で、生涯収入には 最大3,000万円以上の差 が生まれると言われています。

つまり、健康寿命 → 労働寿命 → 老後資金の安心度という一本のラインでつながっています。

40〜60代の行動が健康寿命を左右し、その健康寿命が老後の「働ける期間」と「資金のゆとり」を決定する。

ここを理解できるかどうかが、老後不安を解消する上で極めて重要になります。

老後資金より重要なのは「健康で働ける体」だったー健康資産が老後不安を解消する

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健康寿命を延ばす3つの対策

① 筋トレ(下半身・体幹が重要)

筋肉の維持は、健康寿命延長の根幹です。

  • 転倒・骨折の予防

  • 血糖コントロール改善

  • 姿勢とバランスの向上

  • 70〜80代での活動量の維持

筋肉は「健康寿命の通行手形」と言われるほど重要です。

② 有酸素運動 × NEAT(生活活動)

NEATとは、日常生活の中の“こまめな動き”のことです。

  • 歩く

  • 階段を使う

  • 立ち仕事を増やす

こうした行動が代謝・心肺機能・脳血流を改善し、健康寿命の延伸に大きく寄与します。

③ 食事・睡眠・生活習慣の改善

  • タンパク質不足 → 筋肉低下の加速

  • 睡眠不足 → ホルモンバランス悪化

  • 栄養の偏り → 疲労・免疫低下

これらを整えることで、体力の維持がしやすくなります。

しかし独学では続きません。典型的な失敗パターン

多くの人が途中で挫折する理由は、次のとおりです。

● 失敗例1:ジムでやり方が分からない

フォームが間違ってケガをし、効果が出ずにやめてしまう。

● 失敗例2:YouTube・アプリでは強度が合わない

負荷が強すぎる・弱すぎる、正しくできているか分からず迷いが出る。

● 失敗例3:食事管理が続かない

不適切な糖質制限で疲れが増え、逆につらくなる。

● 失敗例4:習慣化の仕組みがない

「何を・いつ・どれだけやるか」が明確でないと9割が挫折します。

健康寿命を延ばすためには、
正しい方法・適切な負荷・習慣化の仕組みが必要です。

FIBEなら健康寿命を伸ばす行動が“継続できます”

FIBEは、健康寿命を守るための行動を継続できる仕組みとして設計されています。

● 個別メニュー × 無制限調整

生活リズム・体力・年齢・体のクセに合わせて負荷を最適化します。
(引用:個別メニュー/ロードマップ/AIカルテ )

● やり方がカンタンにわかる動画

よくある間違い、ポジションセットがわかる動画を真似るだけ。

● トレーナーがつくから安心

  1. 正しい方法を学ぶ

  2. 正しく実践する

  3. 継続の仕組みで習慣化する

この3つが揃うことで、誰でも健康寿命を伸ばす行動が続けやすくなります。

まとめ:健康寿命は“今日から伸ばせる未来”です

健康寿命と平均寿命の差(8〜11年)は、避けられない運命ではありません。

  • 筋肉の維持

  • 活動量の確保

  • 生活習慣の改善

  • 正しい運動の継続

これらは40〜60代から十分に間に合います。

健康寿命は、働ける寿命=収入寿命=人生の自由度にも直結します。

「70代で後悔しないために」
できることは、今日から着実に積み上げられます。

この記事の監修者

FIBEトレーニング監修チーム
所属トレーナー保有資格:理学療法士/JATI-ATI(トレーニング指導者)/健康運動実践指導者
指導実績:ダイエット、ボディメイク、姿勢改善、パフォーマンスアップ、運動能力アップ、不調改善、体力アップなど累計5万回以上のパーソナルトレーニング指導実績。
運営会社:株式会社アイノート(iNote Inc.)
所在地:東京都渋谷区広尾3丁目13-1 トラストバリュー広尾4F
事業内容:オンラインパーソナルトレーニング事業
公式サイト:https://fibe.jp/
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