ベントオーバーロー(ダンベル)の正しいやり方と効果|背中を厚くする基礎トレーニング
ベントオーバーロー(ダンベル)とは?
ダンベルを使い、股関節から前傾(ヒンジ)して上体を倒した姿勢で、肘を後方へ引いて背中全体を鍛えるプル種目。
広背筋・菱形筋・僧帽筋下部を中心に、肩甲骨の「寄せる・下げる」動きを習得でき、姿勢改善・後ろ姿の引き締めに効果的。
FIBEではフォームをDEMO/MISTAKE/FEEL/POSITION SETの4視点でわかりやすく解説。
得られる効果
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背中のボリューム・厚みUP:広背筋〜中背部が発達
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姿勢改善:肩甲骨の可動性・安定性が高まり、巻き肩予防
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肩の安定:僧帽筋下部が働き、肩がすくみにくくなる
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握力・前腕も強化:ダンベル保持で自然に鍛えられる
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日常動作の快適化:引く・持ち上げる動作がスムーズに
鍛えられる部位
部位名 | 役割 | ポイント |
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広背筋 | 主動筋 | 肘を体側に沿わせて後ろへ引く |
菱形筋 | 肩甲骨内転 | 肩甲骨を「寄せる」意識 |
僧帽筋下部 | 肩甲骨下制 | 肩をすくめず「下げる」 |
後部三角筋 | 補助 | 肘の軌道を安定させる |
脊柱起立筋・ハム | 体幹・下肢安定 | ヒンジ姿勢を保つ土台 |
正しいやり方(フォーム手順)
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足を腰幅、ダンベルを両手に持つ
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**股関節から折る(ヒンジ)**ように上体を前傾(背すじはフラット)
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目線は斜め前下、首は長く保つ
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息を吐きながら肘を体側に沿わせ後方へ引き、肩甲骨を「寄せて下げる」
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下腹を軽く締め、体幹はブレさせない
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息を吸いながらゆっくり下ろしてスタート位置へ
推奨回数・頻度(目安)
8〜12回 × 2〜4セット/週2〜3回
※フォーム優先。反動禁止。可動域フルを保てる重量で。
FIBEオンラインパーソナルでは、トレーニングを多アングル動画(手本/よくあるエラー/ポイント/ポジションセット)で学べます。
注意点とよくある間違い
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猫背NG:背中はフラット、胸は軽く前へ
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肩をすくめない:肩甲骨は「寄せて下げる」
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反動禁止:勢いで振らず、一定テンポでコントロール
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肘の軌道:体側に沿わせる(外に広げ過ぎない)
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前傾の維持:腰反り過ぎ・丸まり過ぎを避け、ヒンジで固定
NG例:腕だけで引く/背中が丸い/トップで肘ロック
正解:背中主導→肘→手の順で引き、トップで1秒静止
よくある質問(FAQ)
Q1. 毎日やってもいい?
A. 毎日でもOKですが、強い筋肉痛がある日は休むのがおすすめ。回復とセットで伸びます。
Q2. 腰や首が張るのはなぜ?
A. 猫背・反り過ぎ・肩すくみが原因になりやすい。背中フラット+肩甲骨下制+下腹軽く締めるを意識。
Q3. 効果はどのくらいで出る?
A. 週2〜3回の継続で2〜4週間ほど。後ろ姿の引き締まりや姿勢変化から体感しやすい。
Q4. 重量の選び方は?
A. 8〜12回をフォーム崩さず行える重量。可動域が浅くなる・肩がすくむなら重すぎ。
Q5. 片手ずつと両手同時、どっちがいい?
A. まずは両手同時で軌道の安定を優先。次に片手で可動域・集中を高めるのも有効。
Q6. 家で安全に強度を上げるには?
A. ダンベルを少し重くする/3秒で上げて3秒で下ろすテンポ法/トップで1秒静止などで十分強度UP。
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