筋トレが続かない、運動が続かないのはなぜか?

「筋トレが続かない」「運動を始めても、いつの間にかやめてしまう」

これは、あなただけの悩みではありません。むしろ、ほとんどの人が同じところでつまずいています。

そして重要なのは、筋トレや運動が続かないのは、意志が弱いからでも、やる気が足りないからでもないということです。

この記事では、

・なぜ筋トレ・運動は続かないのか

・多くの人が同じところでやめてしまう理由

・どうすれば「続く側」に回れるのか

・なぜオンラインなら続きやすいのか

を、事実と構造から整理します。

筋トレ・運動は「ほとんどの人が続かない」

続かないのは例外ではなく、むしろ普通

「筋トレが続かない」「運動が三日坊主で終わる」そう感じている人は多いですが、実はこれは少数派ではありません。筋トレや運動は、ほとんどの人が途中でやめています。これは意志の問題ではなく、データとしても確認されている事実です。

ジム入会は、かなりの割合で続かない

フィットネスクラブ業界の調査や公開データを見ると、ジムに入会した人の多くが、数ヶ月以内に利用頻度が大きく落ちることが分かっています。

・入会直後は利用頻度が高い

・1〜3ヶ月で急激に通わなくなる

・半年後には「会費だけ払っている状態」になる人が多数

このような傾向があります。

「ジムに入れば続くはず」と思って始めても、実際には環境を変えただけでは続かないケースがほとんどです。

自宅トレーニングも、実は続きにくい

一方で、「自宅なら移動がないから続く」と考える人も多いですが、自宅トレーニングも継続率は高くありません。理由は明確です。「強制力がない」「誰にも見られていない」「やらなくても困らない」

その結果、「最初はやる」「数日〜数週間で間隔が空く」「気づいたらやらなくなる」という流れに入りやすくなります。自宅トレーニングが続かないのも、珍しいことではありません。

続かない理由は「やる気」ではない

行動の仕組みの問題

筋トレや運動が続かない理由を「やる気がないから」と片づけてしまうのは簡単です。しかし実際には、多くの人が同じ構造でやめています。主な理由は次の通りです。

・毎回「やるかどうか」を判断している

・変化が見える前にやめてしまう

・一度止まると再開のハードルが高すぎる

・忙しさや疲労で優先順位が下がる

これらは、性格や根性とは関係のない、人間の行動特性そのものです。

続く人は「意志が強い」のではない

ここで重要なポイントがあります。運動が続いている人は、意志が強いわけではありません。

続いている人の特徴は次のことがあります。

  • 続け方を知っている

  • 続くように工夫している

続く人がやっている共通点

続いている人には、いくつかの共通点があります。まず、「やるかどうか」を毎回考えません。やるタイミングや内容が、あらかじめ決まっています。また、最初から完璧を目指しません。

  • できる量から始める

  • 忙しい日は軽めにする

  • 止まらないことを最優先にする

さらに、一人でやらないという選択をしています。誰かに見られている、次の予定が入っている、この状態があるだけで、行動は続きやすくなります。

「続かない」のは失敗ではない

筋トレや運動が続かなかった経験は、失敗ではありません。それは、「続かないやり方を選んでいただけ」というだけの話です。続けたいなら、努力の量を増やすよりも、仕組みを変えることが近道になります。

なぜ筋トレ・運動は続かないのか

続かない人と、続く人の決定的な違い

筋トレや運動が続かない理由は、「忙しいから」「疲れているから」と説明されがちです。しかし実際には、忙しい人でも続いている人は続いています。ここで見るべきなのは、生活環境や性格ではなく、運動との向き合い方そのものの違いです。

続かない人の特徴

「運動を特別なイベントにしている」

続かない人ほど、筋トレや運動を次のように捉えています。

・時間がある日にやるもの

・やる気が出たときにやるもの

・ちゃんとやらないと意味がないもの

その結果、「忙しい日はできない」「疲れている日はやらない」「中途半端ならやらない」という判断が積み重なります。一回一回は小さな判断でも、この積み重ねが「やらないのが普通」という状態を作ります。

続かない人は「自分で管理しようとする」

続かない人の多くは、運動を完全に自分で管理しようとします。

・今日は何をやるか

・どれくらいやるか

・今のやり方は合っているか

これを毎回考えるのは、想像以上に負担が大きい。仕事や日常で判断が多い人ほど、運動にまで思考エネルギーを割けなくなります。結果として、「今日はやらなくていいか」が増えていきます。

続く人の特徴

「運動を生活の一部として扱っている」

一方で、運動が続いている人は、筋トレや運動を特別なものとして扱っていません。歯を磨く、風呂に入る、それと同じレベルで、生活の一部として組み込んでいます。なので次のように自然にできます。

・忙しくても完全に止まらない

・調子が悪い日は軽めにする

・できない日があっても気にしない

続く人は「完璧を求めない」

続いている人ほど、最初から高い理想を持っていません。

・毎日やらなくてもいい

・今日は軽くで十分

・できたらOK

こうした考え方が、結果的に長期的な継続につながっています。完璧を目指さないからこそ、途中で投げ出さずに済むのです。

続かないのは「才能」ではない

ここまで見てきたように、筋トレや運動が続かないのは、「性格の問題」「根性の問題」「努力不足」ではありません。続かない人と続く人の差は、運動の内容ではなく、扱い方の違いです。

続くかどうかは「仕組み」で決まる

筋トレや運動は、「頑張れるかどうか」で決まるものではありません。続けられる仕組みがあるかないかで、大きく変わります。次のセクションでは、この違いを踏まえたうえで、具体的にどう仕組み化すれば続くのかを解説します。

筋トレ・運動は「気合」ではなく「仕組み」で続かせる

仕組みとして続かせる方法

続く人が無意識に使っている4つの仕掛け

筋トレや運動を続けている人は、特別に意志が強いわけでも、モチベーションが高いわけでもありません。彼らがやっているのは、続いてしまう仕組みを先に用意していることだけです。ここでは、多くの人が自然に使っている、代表的な4つの仕組みを紹介します。

IF-THENルール

「考えなくていい状態」を作る

IF-THENとは、「もし○○したら、△△する」という形で行動を固定する方法です。筋トレや運動が続かない人ほど、毎回こう考えています。「今日はやるべきか」「今からやる時間はあるか」この判断が発生した時点で、多くの場合、やらなくなります。IF-THENルールを使うと、この判断そのものを消すことができます。

【たとえば】

・帰宅したら、着替えて体を動かす

・朝起きたら、ストレッチをする

・風呂に入る前に、軽く運動する

こうしておくと、気分ややる気に関係なく、行動が自動的に始まります。

スモールステップ

「続く基準」を意図的に下げる

続かない人ほど、最初から高い基準を設定します。「毎日やる」「30分以上」「ちゃんと追い込む」この基準は、1日崩れた瞬間に、「もういいや」に変わります。続く人は逆です。「短くてもOK」「軽くてもOK」「できたら合格」という基準で始めます。「今日はこれだけでもやった」と思える設定にしておくことで、止まらずに済みます。

6週間の壁を意識する

やめたくなる時期を先に知っておく

筋トレや運動は、ほぼ例外なく「やめたくなる時期」が来ます。多くの場合、それが3〜6週間目です。

この時期は、まだ大きな変化が見えない「生活が忙しくなる」「新鮮さが薄れる」という条件が重なります。重要なのは、この現象を「異常」と思わないことです。あらかじめ「6週間目はきつくなる」と知っていれば、やめる判断を先延ばしにできます。

他人の目

続くかどうかを分ける最大の要素

人は一人になると、どうしても自分に甘くなります。「今日はいいか」「明日まとめてやろう」この判断が積み重なると、自然にやめてしまいます。続いている人の多くは、誰かに見られている環境を持っています。

「次の予定が決まっている」「報告する相手がいる」「やらないと連絡が来る」

この状態があるだけで、行動は驚くほど安定します。

仕組みがあれば、やる気はいらない

ここまで見てきた4つの仕掛けは、どれも特別なものではありません。共通しているのは、やる気に頼らない設計になっていることです。筋トレや運動は、「やる気があるから続く」ではなく「続いているから、やる気が出る」という順番で成り立っています。

筋トレ・運動続かないにパーソナルトレーニングという選択肢

「運動を続ける」ための現実的な手段

筋トレや運動が続かない理由を整理すると、多くの場合「やり方が間違っている」よりも、一人で抱え込みすぎていることが原因になります。何をやればいいのか。このやり方で合っているのか。どれくらい続ければいいのか。こうした判断をすべて自分で行うのは、想像以上に負担が大きい。そこで選択肢として出てくるのが、パーソナルトレーニングです。

パーソナルトレーニングの本質

パーソナルトレーニングというと、「きつい運動をさせられる」「追い込まれる」といったイメージを持つ人も少なくありません。しかし本質はそこではありません。パーソナルトレーニングとは、運動を続けるための“判断と管理”を肩代わりしてくれる仕組みです。

「何をやるかを決めてくれる」「正しいやり方を確認してくれる」「進み具合に合わせて調整してくれる」

この「考えなくていい状態」を作れることが、最大の価値です。

正しいやり方を最初に身につけられる

筋トレや運動は、自己流でもある程度はできます。ただし、自己流の場合、「効いているか分からない」「フォームが崩れやすい」「ケガのリスクが高まる」といった問題が起きやすくなります。

パーソナルトレーニングでは、最初の段階で正しい動きを身につけられるため、遠回りや失敗を減らすことができます。

一番の価値は「継続のサポート」

パーソナルトレーニングの最大の価値は、トレーニング内容そのものよりも、続けることを支えてくれる点にあります。

「予定が入っている」「誰かに見られている」「やらないと自然に声がかかる」

この環境があるだけで、「今日はやらなくていいか」という判断が減ります。忙しくなったとき、少し間が空いたとき、やめてしまいそうなタイミングで止まらずに済む。これが、一人でやる場合との大きな違いです。

「一生通うもの」ではない

パーソナルトレーニングは、一生続けなければいけないものではありません。むしろ理想的なのは、「正しいやり方を身につける」「運動を生活に組み込む」「続く感覚を体で覚える」この状態を作ったうえで、自力でも続けられるようになることです。そう考えると、パーソナルトレーニングは運動習慣を作るための“初期投資”とも言えます。

向いている人・向いていない人

パーソナルトレーニングは、誰にとっても必須ではありません。ただし、「何度も一人で挫折している」「やり方に自信がない」「忙しくて後回しになりやすい」こうした人にとっては、非常に相性の良い選択肢です。運動が続かないのは、努力が足りないからではありません。続かないやり方を選んでいるだけ。パーソナルトレーニングは、その前提を変えるための一つの手段です。

オンラインパーソナルトレーニングという選択

「続かない理由」を一つずつ消していく仕組み

パーソナルトレーニングが「続けるための環境」をつくる手段だとすると、オンラインという形は、
続かない原因をさらに減らす選択肢です。筋トレや運動が止まってしまう理由を整理すると、多くの場合、次のような現実的な問題に行き着きます。

「行く時間が取れない」「移動が面倒」「仕事や家庭の予定で予定が崩れる」

オンラインは、こうした「やらない理由」を一つずつ消していく形になっています。

移動がないだけで、継続率は大きく変わる

ジムやスタジオに通う場合、運動そのものよりも、移動にかかる時間と気力が継続の障壁になります。「着替える」「外に出る」「移動する」この準備段階で、すでにハードルが上がっています。オンラインであれば、自宅でそのまま始められます。移動がなくなるだけで、「今日は無理かも」という判断が大きく減ります。

忙しい人ほど、オンラインは相性が良い

仕事が忙しい人ほど、予定は直前で変わりがちです。「会議が伸びる」「急な対応が入る」「体力的に外出がつらい」こうした状況でも、オンラインであれば柔軟に対応しやすくなります。「移動がない」「自宅でできる」というだけで、
運動が生活から切り離されにくくなります。

「完璧にできない日」でも止まらない

オンラインのもう一つの強みは、中断しにくいことです。ジムの場合、少し間が空くと
「また行くのが気まずい」「今さら戻りづらい」という心理が働きます。オンラインでは、そうした心理的ハードルが比較的小さくなります。「軽めの内容に切り替える」「短時間だけ行う」「状況に合わせて調整する」こうした対応がしやすいため、完全に止まってしまうリスクが下がります。

生活に「組み込みやすい」から続く

オンラインパーソナルの本質的な価値は、トレーニングの質そのものよりも、生活に組み込みやすいことです。

「決まった時間にアクセスする」「自宅で完結する」「準備や片付けが少ない」

この手軽さが、運動を「特別なイベント」ではなく、日常の一部に変えていきます。

続かない人ほど、オンラインは向いている

オンラインは、「意識が高い人向け」のサービスではありません。むしろ、「何度も挫折してきた」「忙しさを理由にやめてしまう」「移動や準備がネックになる」こうした人ほど、オンラインとの相性は良くなります。続かないのは性格ではなく、環境の問題だからです。

この記事の監修者

FIBEトレーニング監修チーム
所属トレーナー保有資格:理学療法士/JATI-ATI(トレーニング指導者)/健康運動実践指導者
指導実績:ダイエット、ボディメイク、姿勢改善、パフォーマンスアップ、運動能力アップ、不調改善、体力アップなど累計5万回以上のパーソナルトレーニング指導実績。
運営会社:株式会社アイノート(iNote Inc.)
所在地:東京都渋谷区広尾3丁目13-1 トラストバリュー広尾4F
事業内容:オンラインパーソナルトレーニング事業
公式サイト:https://fibe.jp/

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