レスト(休息)を知ろう
「トレーニングを頑張っているのに、なかなか成果が出ない…」「筋肉痛が長引いて、次の練習が思うようにできない…」
そんなお悩みがあるなら、レスト(休息)の取り方を見直してみませんか?
トレーニング初心者にとって、レストは単なる“休み時間”ではなく、筋肉が成長し、疲労回復を進めるための重要なフェーズ。
この記事では、レストの基本的な考え方と具体的な休息の取り方、トレーニング初級者がつまずきやすいポイントをわかりやすく解説します。
無理なく継続するために、ぜひ“休みも戦略”として取り入れて、理想の体に近づきましょう!
【注意】
個人差があるので、過度な筋肉痛や慢性疲労を感じるときは医師や専門家への相談を。
レスト(休息)とは?
・筋肉が成長する仕組み
トレーニングで筋繊維に負荷をかける→微細な損傷→休息中に修復→以前より強くなる(超回復)
この修復が進むのは“休んでいる時間” つまりレストがなければ筋肉は成長しにくい。
・レストには2種類ある
1,短期レスト(セット間休憩):トレーニング中の種目間・セット間の休息
2,長期レスト(オフ日):48〜72時間など、次の同部位トレーニングまでの休息
つまずきやすいポイント
「毎日ガンガン鍛えれば早く筋肉がつく」と考え、休息をおろそかにしてケガやオーバートレーニングになるケース。
レストが重要な理由
・筋肉の修復・成長
ハードな運動をした筋肉は微細なダメージを受けており、回復時間を置くことで超回復が起こる。
・中枢神経・ホルモンバランスの回復
CNS(中枢神経系)疲労やホルモンの乱れを休息で整え、モチベーション&パフォーマンス維持。
・ケガ予防
疲労が蓄積するとフォームが崩れやすく、筋肉や関節を痛めるリスクが高まる。
具体的な休息の取り方
・同じ部位を鍛える場合は48〜72時間以上空ける
例)月曜に胸トレーニングをしたら、次の胸トレは木曜以降が目安。
筋肉痛が強い場合はさらに休むことも検討。
・筋肉の分割法(分割トレーニング)を取り入れる
上半身と下半身を日別に分ける、または胸・背中・脚など部位別に分割して休ませる。
連日トレーニングしても負荷が同部位に集中しすぎない。
・短期レスト(セット間休憩)
種目や目的によって30秒〜2分程度。
重量や目標回数によって調整し、心拍数や筋力の回復を促す。
・1週間に1〜2回、完全オフ日をつくる
軽いウォーキングやストレッチ程度に留め、本格的な筋トレはしない日を設定。
精神的リラックス&筋肉・神経回復に効果的。
トレーニング初級者がつまずきやすいポイント
・休みなく毎日同じ部位を追い込む
回復が追いつかず、筋肉が成長しないどころか疲労蓄積やケガリスク増。
・ダラダラしすぎる
レストを意識しすぎて、週1回しかトレーニングしないなど頻度不足も成果が出にくい。
週2〜3回以上はトレーニング機会を確保し、レストとバランスを取る。
・睡眠不足や栄養不足
レスト時間内に十分な睡眠&栄養がないと、超回復が阻害される。
レスト中にしておくと良いこと
・軽いストレッチ・マッサージ
血行を促進し、疲労物質の排出をサポート。
・有酸素運動(軽め)
ウォーキングや軽いサイクリング程度なら血流改善+脂肪燃焼に効果。
強度が高すぎると回復を妨げるので注意。
・睡眠・栄養補給
タンパク質やビタミン・ミネラルをしっかり摂り、6〜8時間の睡眠で疲労回復を促す。
まとめ(ポイント整理)
・レストは“筋肉が育つ時間”
トレーニングで傷ついた筋肉が回復・成長するために不可欠
・同部位は48〜72時間の休息が基本
分割トレーニングやオフ日で筋肉を休ませる
・セット間休憩や完全オフ日も重要
心身の疲労をリセットし、次のトレーニングを効率化
・休養だけでなく睡眠・栄養補給もあわせて
不足すると超回復が遅れ、成果が出にくい