アウターマッスルとインナーマッスルを理解しよう!

「表面にある大きな筋肉(アウターマッスル)はよく聞くけど、インナーマッスルって何?」「インナーも鍛えたほうがいいの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、アウターマッスル(表面の大きな筋肉)とインナーマッスル(内側で体を支える小さな筋肉)は、どちらも体を動かすうえで大切な役割を持っています。インナーが弱いとケガや痛みに繋がりやすく、一方アウターマッスルだけ鍛えてもバランスを崩しがち。
この記事では、アウターとインナー、それぞれの役割や鍛え方のポイントを初心者向けにかみ砕いて解説します。ぜひ、日々のトレーニングに役立ててください!
【注意】
すでに痛みや違和感がある方は、医師や専門家のアドバイスを優先しましょう。
アウターマッスルとは? その役割
〜動作・パワー・見た目に関わる〜
・動作のパワーを発揮
スクワット、ベンチプレスなど、重いものを持ち上げるとき、爆発的な力を出すときに活躍。
いわゆる“大きな筋肉”なので筋肥大しやすく、見た目の変化もわかりやすい。
・見た目(ビジュアル)を作る
肩→三角筋、胸→大胸筋、背中→広背筋、脚→大腿四頭筋・ハムストリングスなど。
アウターマッスルが発達するとボディラインがはっきりし、“カッコいい体”を目指せる。
インナーマッスルとは? その役割・特徴
・関節の安定を支える
インナーマッスルは、関節の深部に位置し、関節を“微調整”する。
ここが弱いと、いくらアウターが強くても動作が不安定になりやすい。
・姿勢維持・ケガ予防
インナーが機能していると、関節がずれにくく、過度な負荷がかからない。
腰痛や肩の痛み、膝痛などを防ぐうえで重要な働きをする。
インナーの大切さ 〜怪我・痛みリスク〜
・アウターばかり鍛えてインナーを無視
いくら表面を大きくしても、関節内部の安定が不十分だとズレが起こりやすい。
例えば、ショルダープレスで肩周りを鍛えても、ローテーターカフが弱いと関節ズレで肩を痛めるリスク増。
・痛みの原因になりやすい
インナーマッスルが弱いと、姿勢の崩れや関節のズレに繋がる。
腰周りのインナーが弱いと腰痛、肩周りのインナーが弱いと肩の痛みなど、慢性化しやすい。
・ケガ予防にも役立つ
スポーツや日常生活で急な動きをしても、インナーがしっかり機能すれば関節を安定させ、ケガを回避しやすい。
部位ごとのアウターマッスル&インナーマッスル
アウターマッスル(部位別例)
- 肩 → 三角筋
- 肩幅を作るメインの筋肉
- 胸 → 大胸筋
- プッシュ系運動(ベンチプレスなど)で大きくなる
- 腹 → 腹直筋
- いわゆる“シックスパック”の部分
- 背中 → 広背筋・大臀筋(お尻)
- 背中の幅やお尻の形をつくる
- 脚 → 大腿四頭筋、ハムストリングス
- 太もも前&後ろの大きな筋肉
インナーマッスル(部位別例)
- 肩 → ローテーターカフ
- 棘上筋・棘下筋、肩甲下筋、小円筋の腱板で肩関節を安定させる
- 腰 → 多裂筋・腰方形筋
- 腰を安定させ、姿勢を保持
- 腹 → 腹横筋(コア)
- お腹の深層部で体幹を固定
- 股関節 → 深層外旋筋群
- 足の回旋動作や骨盤の安定に関わる
アウター+インナー+ストレッチを組み合わせる理由・メリット
・強さ+安定+柔軟性を同時に向上
アウターでパワー・見た目を作り、インナーで関節を安定させ、ストレッチで柔軟性を保つ。
3要素が揃うとケガが減り、動作の効率も高まる。
・姿勢が整い、パフォーマンスアップ
インナーが働くことで骨盤・肩甲骨などが正しい位置に保たれ、アウターが効率的に力を発揮しやすい。
動きがスムーズになり、スポーツや日常動作がラクになる。
・体づくりが長続きしやすい
一部位だけに集中しすぎるとバランスが崩れ、ケガや不調で挫折しがち。
いろんな筋肉をバランスよく使うと負担が分散され、継続しやすい。
まとめ(ポイント整理)
・アウターマッスル=表面の大きな筋肉(動作・パワー・見た目)
・インナーマッスル=関節の安定・姿勢維持・ケガ予防
・インナーが弱いと関節がずれやすく痛みを引き起こすリスク大
・アウター+インナー+ストレッチ(ほぐし)の総合的アプローチ
力強さ+安定+柔軟性が揃い、ケガなく効率的に体づくりを進められる
ひとことアドバイス
・動画学習でインナー強化法をチェック
ローテーターカフ用の軽いダンベル運動、プランクなど体幹トレーニングを学ぶ
・週2〜3回の習慣+ストレッチで柔軟性キープ
アウターの筋力強化(スクワット・プレス系など)+ インナー運動(プランク等)+ ストレッチ
ぜひ、アウターとインナー両方を意識して、健康的かつバランスの良い体を作っていきましょう!