腰方形筋ストレッチの正しいやり方と効果|腰のハリをほぐして姿勢を整える

腰方形筋ストレッチとはどんなトレーニング?

腰の側面にある「腰方形筋(ようほうけいきん)」を静的に伸ばすストレッチ。
腰方形筋をほぐすことで、腰まわりの柔軟性を高め、腰痛や姿勢の乱れを予防・軽減することを目的としています。
座っても寝た状態でも行える、腰ケアの基本ストレッチです。

※FIBEの動画は4視点(手本/よくあるエラー/ポイント/ポジションセット)でフォームを確認できます。

得られる効果

  • 【柔軟性向上】

    腰の側面がスムーズに動きやすくなり、体をひねったり倒したりしやすくなる。

    【疲労回復】

    腰まわりの筋肉をゆるめ、血行促進やリラックス効果が期待できる。

    【予防】

    腰のハリや痛みを起こりにくくし、日常動作を快適にする。

    【痛みの軽減】

    腰方形筋の緊張を緩和し、慢性的な腰の違和感をやわらげる。

主に伸ばせる部位

部位名 役割 ストレッチのポイント
腰方形筋 体幹の側屈・安定 腰の側面を意識して、呼吸でゆるめる
広背筋 背中の引き下げ 腕を伸ばして連動させる
中殿筋 骨盤の安定 骨盤を正面に保ちながら倒す
腹斜筋 体幹の側面 力を抜いて呼吸を続ける

正しいやり方(フォーム手順)

ポジションセットの手順

  1. マットや床の上に横向き(側臥位)になり、フォームローラーをわき腹の下(腰まわり)にセット。

  2. 下になっている側の腕は頭の下に添えて支え、上側の腕は体の前で床に軽くつく

  3. 体をローラーに預けるようにして、上側の腰を伸ばす意識でゆっくり呼吸。


ポイント

  • 呼吸は鼻から吸い、口から吐く。吐くたびに力を抜いてローラーに体をあずける。

  • 強く押しすぎない。「心地よい刺激」を感じる位置でキープする。

  • 意識する筋肉: 腰方形筋(腰の側面)の奥がじんわり緩む感覚を大切にする。


 秒数の目安

  • 最低15秒以上キープ

  • 推奨:30〜60秒かけてじんわり伸ばす

注意点とよくある間違い

反動を使う・腰をひねる・呼吸を止めるのはNG。

  • 腰をねじらず、真横に倒す意識で安定させる。

  • 痛みを感じる強さで押さない。「気持ちよい」強度で十分。

  • 呼吸を止めず、深くゆっくり吐きながら筋肉をゆるめる。

  • 無理に長時間続けず、短時間をこまめに行うのが効果的。

✔【正解】真横に伸ばす/呼吸を続ける/反動を使わない
❌【NG】腰をねじる/痛みを我慢する/息を止める

よくある質問(FAQ)

Q1. 毎日やってもいい?
A. はい。ストレッチなので毎日行ってOKです。特に朝や入浴後に行うと効果的です。

Q2. 腰が痛くなるのはなぜ?
A. 腰をひねってしまっている可能性があります。真横に伸ばす意識で行いましょう。

Q3. 強く当てたほうが効果的?
A. いいえ。強く押すと筋肉が反射的に緊張します。心地よい圧でじんわり伸ばしましょう。

Q4. フォームローラーがない場合は?
A. バスタオルを丸めて代用できます。圧をかけすぎないよう注意してください。

Q5. 効果を感じるまでどのくらい?
A. 1〜2週間の継続で、腰のハリや違和感の改善を感じる方が多いです。

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