呼吸で運動を変える!

「トレーニングで息が上がってしまう…」「スクワットやプランクのとき、呼吸が止まっているかも…」
そんな悩みはありませんか?
実は、呼吸を意識するだけで運動効率やフォームの安定感がグッと変わるんです。
呼吸は体に酸素を運ぶ大切な機能でありながら、意外とおろそかにされがち。本記事では、呼吸と運動の関係、初心者が押さえるべきポイント、具体的な呼吸のコツなどをまとめました。ぜひ参考にして、スムーズで安全なトレーニングに活かしましょう!

 

【注意】

個人差があるため、呼吸器系の疾患や体調不安がある方は、医師や専門家に相談しながら実践してください。

呼吸が大事な理由

・酸素供給でパフォーマンスUP

筋肉を動かすには酸素が不可欠。呼吸が浅いと、筋力発揮や持久力が低下しやすい。

 

・フォーム安定&ケガ予防

息を止めると体内圧が異常に上がり、腰や関節に負担がかかるリスク増。

適切に呼吸を通すことで体幹が安定し、姿勢を崩しにくい。

 

・集中力とリラックス

正しい呼吸は脳への酸素供給を促し、過度な疲労やストレスを軽減してくれる。

よくある呼吸の間違い

・息を止めてしまう

重量物を持ち上げるとき、無意識に息をこらえる → 血圧急上昇やケガの恐れ。

 

・胸だけ動いて浅い呼吸

肋骨や肩ばかりで呼吸すると、肺活量を十分に使えず、疲れやすい。

 

・乱れた呼吸リズム

有酸素運動時にペースが急上昇し、呼吸がバラバラ → 持続力が落ちる。

正しい呼吸のコツ

・腹式呼吸(ドローイン)を意識

お腹(横隔膜)を大きく使い、息を吸うときにお腹を膨らませ、吐くときにへこませる。

筋トレ時は力を入れるタイミング(上げるとき、押すとき)で息を吐くとフォームが安定。

 

・動きに合わせて吸う・吐くを切り替える

例)スクワット→下げるときに吸い、立ち上がるときに吐く

リズムがつかみにくい場合、カウントを意識してゆっくり行う。

 

・ゆっくりした呼吸テンポ

無理に早い呼吸をすると酸素供給が追いつかず心拍が乱れがち。

有酸素運動では3〜4歩ごとに吸う・吐くなど、ペース配分しやすくなる。

具体的な実践(筋トレ+静的ストレッチ)

【筋トレ】

・スクワット

 動作: 足を肩幅に開き、背筋を伸ばして腰を落とす→立ち上がる

 呼吸のコツ: 腰を落とすときに息を吸い、立ち上がるときに口から吐く

 ポイント: 膝がつま先より前に出ないよう注意、背中が丸まらないように

 

・ダンベルプレス

 動作: ベンチや床に仰向けになり、ダンベルを胸から真上に押し上げる→下ろす

 呼吸のコツ: 押し上げるときに吐き、下ろすときに吸う

 ポイント: 肩甲骨を寄せて胸を開く、腰を反りすぎないように

 

・プランク

 動作: うつ伏せで肘を床につき、頭から足(かかと)まで一直線

 呼吸のコツ: 息を止めず、腹式呼吸を心掛ける(お腹を膨らませて吸い、へこませて吐く)

 ポイント: 腰が落ちたり上がりすぎないよう注意

【静的ストレッチ】

太もも裏(ハムストリング)

 動作: 立ったまま片足を軽く前へ伸ばし、腰を曲げずに上体を倒す

 目的: 太もも裏の筋肉を伸ばす

 呼吸: 息を吐きながら深め、吸いながら緩める

 

※静的ストレッチは「動かないストレッチ」。一定の姿勢を保って筋肉をじっくり伸ばす方法です。10〜20秒キープし、痛すぎない範囲で行いましょう。

まとめ(ポイント整理)

・呼吸と筋トレは切り離せない

酸素供給・フォーム安定・ケガ予防に影響大

・スクワット・ダンベルプレス・プランクで呼吸を意識

上げるときに吐く、下げるときに吸う、または体勢キープ時に息を止めない

・静的ストレッチでクールダウン

動かず筋肉を伸ばすことで疲労回復や柔軟性アップ

・大切なのは継続&習慣

姿勢やフォームだけでなく“呼吸”も毎回チェックしながら続けよう

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