ヒップヒンジの正しいやり方と効果|お尻と太ももを目覚めさせる体幹トレーニング

ヒップヒンジとはどんなトレーニング?
お尻と太もも裏(ハムストリングス)を連動させ、姿勢安定と動作効率を高める基礎トレーニング。
ヒップヒンジは、膝を大きく曲げずに股関節を軸に上体を倒す動作で、大臀筋・ハムストリングスをストレッチさせながら動かすエクササイズです。
姿勢改善・腰痛予防・スクワットやデッドリフトのフォーム習得にも必須の「動作の基礎」。
※FIBEの動画は4視点(手本/よくあるエラー/ポイント/ポジションセット)でフォームを確認できます。
得られる効果
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大臀筋・ハムストリングスを中心に下半身の後ろ側を活性化
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骨盤を正しく動かすことで、腰の反り・丸まりを防止
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体幹と背中の安定性が向上し、全トレーニングの基礎フォームが安定
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日常動作(立つ・しゃがむ・持ち上げる)がスムーズになる
鍛えられる部位
部位名 | 役割 | ポイント |
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大臀筋 | 主動筋 | 股関節の伸展(立ち上がる動作)で収縮を意識 |
ハムストリングス | 主動筋 | お尻と連動し、骨盤の後傾をコントロール |
脊柱起立筋 | 安定筋 | 背すじを伸ばして上体を支える |
腹横筋 | 体幹安定 | 腹圧をかけて腰を守る |
内転筋 | 補助 | 膝が開かないよう下半身の軸を安定 |
正しいやり方(フォーム手順)
膝を曲げすぎず、股関節を支点にお尻を後ろへ引くように上体を倒す。
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足を肩幅に開き、膝を軽く緩める
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背中をまっすぐに保ったまま、お尻を後ろに引く
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太もも裏が伸びる感覚が出るまで上体を前傾(腰は反らない)
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息を吐きながらお尻の力で上体を元に戻す
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背中が丸まらないよう、胸を軽く張った姿勢をキープ
推奨回数・頻度: 10〜15回 × 2〜3セット/週2〜3回
※フォームの習得が目的。最初は鏡や壁を使って感覚を覚えるのがおすすめ。
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注意点とよくある間違い
膝を曲げすぎ・背中の丸まり・腰反りはNG。
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膝を動かしすぎない(動くのは股関節のみ)
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背中を丸めない(視線を前にキープ)
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腰を反らさずお腹を軽く締めて腹圧を維持
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反動を使わず、お尻と太もも裏の伸びを感じながら動作
✔【正解】お尻を後ろに引いて太もも裏を使う
❌【NG】腰を反って体を起こす/膝を曲げすぎる
よくある質問(FAQ)
Q1. 腰が痛くなるのはなぜ?
A. 背中が丸まっていたり、腰を反って動作している可能性があります。腹圧をかけて背すじを保ちましょう。
Q2. スクワットとの違いは?
A. ヒップヒンジは「お尻を引く」動きが中心、スクワットは「しゃがむ」動きが中心です。目的が異なります。
Q3. 膝を伸ばしていい?
A. 伸ばしきると腰に負担がかかるので、軽く曲げた状態をキープします。
Q4. 鏡を見ながらやるべき?
A. はい。背中や骨盤の動きを確認できる鏡や動画撮影でフォームをチェックしましょう。
Q5. 初心者の目安は?
A. 10回×2セットから。フォーム習得が目的なので、動作の正確さを重視してください。
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